宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月21日、探査機「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」へのタッチダウン(最初の着陸)に向けた降下を、予定より5時間遅れの午後1時15分(日本時間)に始めたと発表した。高度5キロまでの降下速度を早めることで遅れを取り戻し、予定通り22日午前8時過ぎにタッチダウンを行う予定だ。
はやぶさ2は、リュウグウの地表から約20キロ地点にとどまり、降下の準備をしていた。当初、21日午前8時過ぎに降下を始める予定だったが、降下の可否の判断に予定より時間がかかていた。
予定より約5時間遅れの午後1時15分に降下をスタート。30分後の1時45分、降下を開始していることをドップラーデータで確認した。遅れを取り戻すため、予定していた約40センチ/秒よりも速い約90センチ/秒で降下しているという。
「はやぶさ2」降下開始に遅れ 機体は正常
「はやぶさ2」着陸、NHKが「宇宙データ中継」 データ基にCG映像化、ほぼリアルタイムで
はやぶさ2のタッチダウン、来年1月以降に延期 「平坦な場所1つもない」
リュウグウの「動画」公開 はやぶさ2のローバが撮影、「新しい世界の上に『立つ』体験を」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR